
博士〜!最近また『レッツゴー陰陽師 人気なぜ』って検索されてるみたいなんですけど、なんで今さらあの曲が話題になってるんですか?



いい質問ね!実は『レッツゴー陰陽師』は、もともと無名のゲームのBGMだったのが、ニコニコ動画で空耳やコメント機能と一緒に爆発的に注目されたのよ。それがネット文化の象徴的な存在になったの。



へぇ〜、元のゲームが有名じゃなくても、動画だけで人気が出るなんて面白いですね!二次創作とかも多いって聞きました!



その通りよ!MADや替え歌が盛んで、ネットスラングとも相性が良かったから、オタク文化と一緒にどんどん広がったの。この記事では、その魅力や人気の理由をもっと深掘りしていくから、ぜひ最後まで読んでみてね!
- ニコニコ動画内で人気を集めた理由や背景
- 空耳や弾幕といった視聴者参加型文化との関係
- 元になったゲームやキャラクターとのつながり
- 二次創作や配信サービスを通じた現在の展開
レッツゴー陰陽師が人気なのはなぜ?再生が止まらない理由
- コメントで盛り上がる「弾幕」文化の影響
- 空耳で笑える歌詞が話題を呼んだ
- 謎すぎるPVとキャラ設定が逆にウケた
- 歌と映像のインパクトが中毒性を生んだ
- 何度もランキング入りする「祭り」現象
コメントで盛り上がる「弾幕」文化の影響


レッツゴー陰陽師が人気となった背景には、ニコニコ動画特有の「弾幕」文化が大きく関わっています。弾幕とは、動画再生中に同時に表示される大量のコメントが画面を覆う様子を指す言葉です。このコメント機能は他の動画サイトでは見られない独自のものであり、視聴者同士がリアルタイムで盛り上がれる体験を生み出しました。
「レッツゴー陰陽師」とニコニコ動画のコメント文化の発展
2007年当時のニコニコ動画:コメント文化の黎明期
- アップロード当初のニコニコ動画では、まだコメント機能が発展途上
- 「レッツゴー陰陽師」は、コメントを誘発しやすいテンポとネタ要素を持っていた
リズムに合わせたコメント遊びと「弾幕芸」の誕生
- 視聴者がリズムに合わせてコメントを投稿
- 文字で画面を覆い尽くす「弾幕」が自然発生
- やがて「弾幕芸」と呼ばれる独自文化へと進化
動画を“見る”から“参加する”体験へ
- コメントが一種の演出として機能し始める
- 自分のコメントが演出の一部になる快感が支持され、リピーターが増加
弾幕の課題と視聴者への配慮
- 初見視聴者には、コメント非表示機能などの配慮が必要
- 弾幕が過剰になると映像が見えづらくなるというデメリットも
このように、「弾幕」はレッツゴー陰陽師の人気を後押しした要素の一つであり、ニコニコ動画ならではの視聴体験と深く結びついた文化的特徴だといえるでしょう。
空耳で笑える歌詞が話題を呼んだ
レッツゴー陰陽師の人気に火をつけた要素の一つが、「空耳」の面白さにあります。空耳とは、意図された歌詞とは異なる別の言葉に聞こえてしまう現象で、視聴者がコメントでそれを共有し合うことで、独自の盛り上がりが生まれました。
この曲では「オンアウンラケンソワカ」「オンバサラユセイソワカ」といった真言が含まれていますが、これらが「ぷよぷよするな!」「うんこぶりぶり爽快」といった奇妙なフレーズに聞こえることで、爆笑を誘う“ネタソング”として定着しました。空耳が生まれやすい構成だったことが、視聴者の好奇心をかき立て、「次はどんな風に聞こえるか」を探す楽しみに繋がりました。
ただし、宗教的な語句や古典的表現が元になっていることも多いため、誤解や過度なからかいにならないよう配慮が必要です。あくまでネタとして楽しむ一方で、背景にある文化への敬意も忘れてはなりません。
このように、空耳という視聴体験が、視聴者の参加意識を高めると同時に、レッツゴー陰陽師の中毒性と話題性を広げる大きな要因となったのです。
謎すぎるPVとキャラ設定が逆にウケた


レッツゴー陰陽師のPVは、その構成やキャラクター設定が「意味不明だけど面白い」と多くの人の印象に残りました。通常、ゲームPVにはキャラクターの背景やストーリーが補足的に説明されることが多いですが、本作ではそのような要素がほとんど排除されています。
映像には、胡散臭い陰陽師・矢部野彦麿や、無言で踊る坊主ダンサーズ、謎めいた巫女風のキャラなど、ゲーム本編に登場するとは思えないような面々が登場します。しかも彼らが、深刻な顔でひたすら踊り続けるという演出は、視聴者に強い違和感とインパクトを与えました。
意味不明な展開が逆に「ツッコミどころ満載」と受け止められ、ネットユーザーの間で「ネタにしやすい」「誰だよこのキャラ」といった反応が多く見られました。ただし、その盛り上がりの中心はあくまで“元PVのシュールさ”であり、二次創作とはやや別の次元で成立しています。
このように、謎のキャラ設定と真剣な演出のギャップが視聴者の笑いを誘い、動画としての中毒性と語られる価値を生み出したのです。
歌と映像のインパクトが中毒性を生んだ
レッツゴー陰陽師が視聴者の心をつかんだ要因のひとつに、強烈な歌と映像のインパクトがあります。音楽としては、和風の旋律にテクノ・トランスの要素を加えた独特な構成で、聞いたことのないような不思議なリズムが展開されます。これにより、一度聞いたら耳に残って離れない「電波ソング」としての性格が強くなりました。
シュールで中毒性のある映像演出
世界観と関係のないキャラが真面目に踊る違和感
- ゲームのストーリーとは無関係な3Dキャラクターたちが登場
- 終始真面目な表情で踊り続けるというシュールな構成
- 視聴者は「意味が分からないのに見続けてしまう」という独特な感覚に引き込まれる
振り付けとカメラワークのクセが強い
- 動きや演出がユニークで、一度見ると忘れられないインパクト
- 中毒性があり、繰り返し見たくなる要因に
宗教モチーフ×ユーモアの演出
- ユーモラスで不思議な演出が「もう一度見たい」と思わせる要素に
- 巫女風の女性や袈裟姿の坊主ダンサーズなどが登場
- 宗教的なモチーフをコミカルに扱い、笑いと違和感が共存
このように、音楽と映像の両面から視聴者の記憶に強く残る工夫がされていたことが、多くの人に支持された要因の一つとなっています。
何度もランキング入りする「祭り」現象


レッツゴー陰陽師は、一度ブームとなってからも定期的に話題にのぼり、そのたびにランキングへ再浮上するという現象を繰り返してきました。この現象は、ニコニコ動画特有の「祭り」文化と深い関係があります。
「レッツゴー陰陽師」とニコニコ動画の“祭り”文化
ニコニコ独自の「○○祭り」文化とは
- 特定動画の再生数やコメント数が区切りの良い数字に達すると、視聴者が記念として集結
- コメントを一斉に投稿して祝う「○○祭り」が定着
- 視聴者同士の一体感を楽しむネット文化の一つ
レッツゴー陰陽師は記念祭りの定番
- 動画IDが「sm9」という超初期作品で、節目のタイミングで祭りが開催されやすい
- 記念日や周年には自然と再生数が伸び、ランキング上位に浮上するサイクルができている
コメントで交差する“思い出”と“今”
- 昔からのファンと新規視聴者がコメント欄で交流
- 過去の懐かしさと現代のネット文化が融合し、まるで“お祭り”のような盛り上がりを見せる
盛り上がりには節度も大切
- 全員が楽しめるよう、節度を守った参加が求められる
- 意図的な再生数操作は「工作」と見なされることも
それでもなお、繰り返しランキングに登場するレッツゴー陰陽師は、ニコニコ動画の文化や時代を象徴する「伝説的コンテンツ」として、現在も愛され続けているのです。
レッツゴー陰陽師が人一般のゲームBGMとは異なる異色の楽曲
- 登場ゲームが無名だったのに曲だけ大ヒット
- 初期ニコ動カルチャーの中核を担った作品
- オタク文化・ネットミームと結びついた
- 現在も見れる公式動画やカラオケ配信
- MADやカバーなど二次創作の拡がり
- 公式版とファン動画の違いも楽しめる
登場ゲームが無名だったのに曲だけ大ヒット
レッツゴー陰陽師が注目された最大の特徴のひとつに、「原作ゲームよりも曲のほうが有名になった」という珍しい現象があります。楽曲はPS2の格闘ゲーム『新・豪血寺一族 -煩悩解放-』に収録されたものですが、このゲーム自体は知名度が低く、当時のゲーム業界でも話題になることはほとんどありませんでした。
ゲーム発なのに“楽曲だけ”がバズった異例のヒット
外部要素なしでもバズった異例のヒット
- 通常のゲーム音楽ヒットは、人気作とのタイアップや有名アーティストの起用が多い
- しかし「レッツゴー陰陽師」にはそうした外部要素が一切なし
- 単なるゲーム内のステージPVが、ネットで拡散されて楽曲単体で注目された
曲が先に有名になった“逆流現象”
- 動画をきっかけに初めてゲームを知る視聴者が多数
- 「曲だけが独り歩きする」ネット時代特有のヒットパターン
- コンテンツの流通構造が逆転する、非常に珍しいケース
一方で、このような広がり方は、制作者側も想定していなかったものであり、結果として楽曲に対する注目度にゲーム本編が追いついていないというギャップも生まれました。



それでもなお、楽曲単体のインパクトが作品全体の知名度を底上げしたことは確かであり、まさに異例の成功パターンと言えるわね。
初期ニコ動カルチャーの中核を担った作品


レッツゴー陰陽師は、ニコニコ動画のサービス黎明期から存在する、いわば“伝説”のコンテンツです。動画IDは「sm9」と極めて若い番号が付与されており、これはニコニコ動画が公式に初期から認めていた動画であることを意味しています。
初期ニコニコ文化を形づくった「レッツゴー陰陽師」
ユーザー参加型文化の原点
- 弾幕コメント、空耳字幕、MAD素材として多く活用された
- 視聴者が能動的に関わる文化の基礎を築いた作品
- 「みんなで盛り上がる遊び場」として動画自体がイベント化
“洗礼動画”としての役割と今のギャップ
- 背景や歴史を知ることで作品への理解と楽しさが深まる
- 新規ユーザーにとっては、古参がガイドする“通過儀礼”的な存在
- 世代を越えて文化を受け継ぐ場として機能していた
- ただし現在の視聴者には文脈が伝わりにくく、理解のハードルがある
こうして、レッツゴー陰陽師は単なるバズ動画ではなく、ネットカルチャーそのものの象徴として、今なお語り継がれる存在となっています。
オタク文化・ネットミームと結びついた
レッツゴー陰陽師は、単なる一発ネタの楽曲や映像作品にとどまらず、オタク文化やネットミームとの強い結びつきによって長年語り継がれてきました。この作品が登場した2007年頃は、ニコニコ動画や2ちゃんねるなどの掲示板文化が活発で、アニメやゲームに親しんだネットユーザーたちが集まって独自のカルチャーを築いていた時代です。
ネタ性とミーム化で広がった魅力
ツッコミどころ満載な“ネタソング”としての愛され方
- 意味不明な歌詞やクセのあるキャラ、過剰な演出が話題に
- 「ネタにしやすい」「ツッコミたくなる」として人気を獲得
- ネタソング・電波ソングとしてオタク層に強く刺さり、共感と笑いを呼んだ
- ミームとしてネット文化に定着
二次創作とフレーズの拡散でさらに強まる存在感
- MADや替え歌、他作品とのコラボ(二次創作)でファン層が拡大
- 例:アイドルマスター、東方Projectとの組み合わせが多数投稿
- 「悪霊退散★」「ぷよぷよするな!」などの名フレーズが単独でネットに拡散
- 曲を超えて“言葉”そのものがネタとして定着
現代とのギャップ:通じる層が限られる“古のネタ”に
- 現在では「知る人ぞ知る懐かしネタ」として扱われがち
- ネット文化の多様化により、すべての世代にミームが通じるとは限らない
- 文脈を知らないと意味不明に感じるケースも
それでもなお、レッツゴー陰陽師はオタク文化とネットの笑いが融合した象徴的な作品として、多くの人の記憶に強く残り続けています。
現在も見れる公式動画やカラオケ配信


レッツゴー陰陽師は、公開から十数年が経過した現在でも、複数の公式チャネルを通じて視聴することが可能です。特にニコニコ動画では、公式運営によってアップロードされたオリジナルPVが今なお閲覧可能で、視聴者によるコメント参加も活発に続いています。
今なお支持され続ける理由と展開
初期動画ならではの象徴性と記念文化
- 動画ID「sm9」を持つ、ニコニコ動画でも最初期のコンテンツの一つ
- 節目の再生数・コメント数ごとに、ファンや公式が記念コンテンツを投稿
- 長年にわたって継続的に盛り上がりが続いている
オンライン外でも楽しめる広がり
- DAM・JOYSOUNDなどのカラオケで公式収録され、誰でも気軽に歌える
- 音楽ゲーム『maimai』への収録や、イベント上映などでも展開
- 2024年には「古伝説コラボ」アレンジ版が公開され再注目を集めた
視聴環境の注意点も
- 視聴の際は公式かどうかを確認すると安心
- YouTubeなどでは権利の関係でフル視聴できない場合も
このように、時代を超えて愛され続けるレッツゴー陰陽師は、今でもさまざまな場所で触れることができ、かつてのファンはもちろん、初めて知る人にとっても楽しめるコンテンツとなっています。
MADやカバーなど二次創作の拡がり
レッツゴー陰陽師は、そのユニークさとインパクトの強さから、ニコニコ動画を中心に多くの二次創作を生み出しました。中でも特に人気が高いのがMAD動画です。MADとは既存の映像や音声を再編集した動画コンテンツのことで、オリジナルとは異なる文脈で作品を楽しむ文化の一つです。
創作文化を広げた「レッツゴー陰陽師」の柔軟さと影響力
MAD・カバー・二次創作で広がるファンの輪
- 原曲にアニメや他ゲーム映像を当てたMADが多数登場
- 特に「アイドルマスター」や「東方Project」とのクロスオーバーが活発
- 替え歌、ボーカロイドカバー、演奏・踊ってみたなど多ジャンルに展開
- 独特なテンポとメロディがアレンジしやすく、創作意欲をかき立てた
著作権対応の緩さが自由な文化を後押し
- 楽しむ側にもリスペクトとマナーが求められる点に注意
- 一定のルールを守れば二次創作が許容される方針だった
- これが多様な創作活動の土壌を育てた背景に
- ただし自由すぎるがゆえに、クオリティの差や誤解を生むリスクも
このように、レッツゴー陰陽師は二次創作の素材としても優秀であり、その拡がりが作品の寿命を大きく延ばしたことは間違いありません。
公式版とファン動画の違いも楽しめる


レッツゴー陰陽師の魅力は、公式が制作したオリジナル動画と、ファンが制作した無数の派生動画とのギャップを楽しめる点にもあります。両者には明確な違いがあり、それぞれに異なる面白さが存在します。
公式とファン動画で異なる楽しみ方ができる
公式PVの“真面目すぎてシュール”な魅力
- PS2ソフト『新・豪血寺一族 -煩悩解放-』内の隠し映像として収録
- 完全3Dで構成された本格的なダンス映像
- 映像クオリティは高くないが、真面目に作られたことで生まれる“味のあるシュールさ”が印象的
ファン動画による多様な再解
- アニメやゲーム素材を使った口パク、パロディ、ダンス動画が多数投稿
- 作品の枠を超えたユーモアと創意工夫で、まったく違う映像体験が楽しめる
- 人気のMAD動画は再生数やコメント数も多く、公式PVに匹敵する影響力を持つ
楽しむ上での注意点
- 権利や表現に配慮し、リスペクトを持って楽しむ姿勢が求められる
- 公式と二次創作の区別を理解したうえで視聴することが大切
このように、レッツゴー陰陽師は公式とファンの両視点から楽しむことができ、ネット時代の映像文化の多様性を象徴する作品と言えるでしょう。
レッツゴー陰陽師がネットで人気になったのはなぜか
今季のポイントを以下にまとめました。
- 弾幕コメントで視聴者が一体感を楽しめる環境があった
- 歌詞の空耳がネタとして共有されやすかった
- 意味不明なキャラ設定がネタ素材として親しまれた
- 音楽と映像のインパクトが強烈で記憶に残りやすかった
- 定期的な再生数の節目が祭り化しランキングを維持した
- 楽曲自体がゲームBGMとして異例の存在感を放っていた
- 元となるゲームが無名だったため逆にギャップが注目された
- 動画ID「sm9」という初期作品としての象徴性があった
- オタク文化やネットミームとの親和性が高かった
- 公式PVが現在でも視聴可能で継続的なアクセスがある
- カラオケやゲームに収録されリアルでも楽しまれている
- 二次創作の題材としてMADやカバーに展開しやすかった
- ボーカロイドや踊ってみた系統との相性が良かった
- 公式とファン作品で異なる楽しみ方ができる点が好評だった
- コメント文化が作品の再評価を何度も促してきた